どうも!まついちです。
今回ご紹介するのは『最強のふたり』
2011年公開のフランス映画で髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を描いた友情コメディの作品。
フランスでの歴代観客動員数は3位となる大ヒット作となり、日本でも興行収入が16億円を超え、日本で公開されたフランス語映画の中で歴代1位のヒット作となった素晴らしい作品。
障害があるから何?と言わんばかりの人間性や、逆に障害を武器に2人で楽しんでしまうような場面がとても心打たれますし面白く描かれています。
私も障害を持つ子供の親として勇気をもらいました。
「最強のふたり」キャスト
役名 | 俳優名 |
フィリップ | フランソワ・クリュゼ |
ドリス | オマール・シー |
イヴォンヌ | アンヌ・ル・ニ |
マガリー | オドレイ・フルーロ |
マルセル | クロティルド・モレ |
エリザ | アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ |
ファトゥ | サリマタ・カマテ |
ミナ | アブサ・ダイヤトーン・トゥーレ |
アダマ | シリル・マンディ |
エリオノール | ドロテ・ブリエール・メリット |
バスチャン | トマ・ソリヴェレ |
アルベール | クリスティアン・アメリ |
アントワーヌ | グレゴリー・オースターマン |
「最強のふたり」あらすじ
あらすじ
事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。共通点はゼロ。高級住宅地とスラム、ショパンとクール&ザ・ギャング、超高級スーツとスウェット、洗練された会話と下ネタ、車いすとソウル・ミュージックに乗ってバンプする身体―。二人の世界は衝突し続けるが、やがて互いを受け入れ、とんでもなくユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。
公開 | 2011年 |
時間 | 113分 |
監督 | エリック・トレダノ オリビエ・ナカシュ |
主演 | フランソワ・クリュゼ オマール・シー |
「最強のふたり」感想
とにかく介護役のドリスにヒヤヒヤさせられっぱなしでした。
体が不自由なフィリップに対する発言や行動がとにかく荒くれ者で、普通なら怒らせたり傷つけたりしてしまうかもしれない事を平気でフィリップに投げかけていきます。
ただフィリップはドリスに何をされても一切怒りません。嫌がりもしません。
逆に全てを受け入れていきます。
待っていたかのように・・・
フィリップの知人アントワーヌがドリスの噂を聞き
あんな荒くれ者には用心するべき。怪しげな人間を近づけるな。
そんな状態で・・・。(フィリップの体を見て・・・)
ドリスには前科がある。強盗で半年服役、注意しろよ。連中は情け容赦ないぞ。
とフィリップに助言をするが
フィリップはそれに対して
「そういう所がいいんだ。いらないよ。情けなど・・・あいつ電話を差し出すんだ。うっかりとね。私に同情していない証拠だよ。体が大きくて手足があって健康で、脳みそだってちゃんと働く。あいつがどこから来て過去に何をしたかなんて、そんなの私にはどうでもいい事だよ。」
と答える。
フィリップが答えたこの答えこそが全てと思うと同時に、私がヒヤヒヤしながら観ていた事が
まだまだ未熟で恥ずかしいと思わされました。
さいごに
富豪=貧乏 障害者=健常者 白人=黒人
全てのお互いの違いを全く違いとは見せつけないし、そこの垣根は何もない。
ただ人と人との繋がりで友情が生まれる事を教えてくれる映画です。
お互いを理解し嘘をつく事なく真っ直ぐに向き合う、そんな2人の姿がとても清々しい。
ドリスとフィリップに心からありがとうと伝えたい。
この映画では音楽も見どころの1つで、フィリップが好きなクラシックは、
ショパンやヴィヴァルディなどの有名な作品が聴けます。
ただドリスが紹介する曲がアース・ウィンド&ファイアーの「September」
みんなが盛り上がって踊りだすシーンなんかは最高です!
私もこの曲は大好きなのでめちゃくちゃテンション上がりました。
まだ観ていない方はぜひ観て頂きたい!とてもおすすめです!
それでは『最強のふたり』の世界へ・・・いってらっしゃい!
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